こんにちわ!フィアレスです!
皆さんは行動経済学について、ご存知でしょうか?
行動経済学について学んでみたいけど、どういうものなのかよくわからない…
私自身もこれまで行動経済学について、あまり知見がなかったのですがいろいろ学んだことを皆さんにお伝えしようと思います。
この記事を読んでいただくと、以下の問題が解決します。
- 行動経済学とは何か?
- 特に重要な行動経済学の用語は何か?
- 行動経済学がどういったシーンで役に立つか?
ぜひ最後まで記事を読んで、行動経済学の知見をビジネスなどに活用していただけると幸いです!
行動経済学とは何か?

行動経済学とは、私たちは普段から多くの決断を繰り返していますが、その多くは自分で選択しているようで、実は選択させられていることをご存知でしょうか?
多くの企業はこの「行動経済学」をしっかりと使ってビジネスをしています。
今回はどういったことに、この行動経済学が使われるかをご紹介します!
用語集
重要そうな用語や、ビジネスシーンで多く使えそうなものだけを用語集としてまとめてみました!
用語 | 意味 |
---|---|
アンカリング効果 | 提示された数値や情報がアンカー(刺激)となって、それに影響を受けて判断してしまうこと。 |
IKEA効果 | 自分が苦労して手を加えたものに対して愛着を抱き、実際の価格以上に価値を感じる現象。 |
ヴェブレン効果 | 高い価格やブランドのイメージで消費者の自己顕示欲がくすぐられて需要が増加する現象。キリのいい数字はプレミアム感を演出する。 |
カクテルパーティー効果 | 色々な人が会話をしている騒動の中でも相手の話だけを聞き取ることができる現象。選択的知覚の1つ。 |
現在バイアス | 未来にある満足よりも、目の前の満足を優先させてしまう心理傾向 |
コントラスト効果 | 前後との対比によって商品などの印象が変わる心理現象。 |
サンクコスト効果 | すでに投入して回収できない費用(サンクコスト)を無駄にしたくないという思いから、損することが分かっていてもやめられなくなってしまうこと。コンコルド効果ともいう。 |
同調効果 | 大多数の人と同じ行動を取ることで、安心感を得るという現象。バンドワゴン効果、ハーディング効果と同じ。 |
ナッジ | ヒジで軽く小突くように、自発的に望ましい行動を選択するように促すこと |
ハロー効果 | 目立ちやすい特徴に引きずられて、他の特徴についての正確な評価を怠ってしまう現象。 |
フレーミング効果 | 表現の仕方(文脈)が変わることで評価や判断も変わること。文脈効果とも。 |
ブラシーボ効果 | 偽薬(ブラシーボ)でも、それを患者が有効な薬だと信じて服用すると、症状が改善する現象。 |
利他性 | 見返りを求めずに、相手の効用が高まることに純粋に喜びを感じる性質。社会的選好の1つ。 |
韻踏みの効果 | 語呂のいいフレーズは印象に残りやすいという現象。 |
損失回避性 | 同じ金額であれば、人は損を得の2.25倍重く感じるため、得を追うより損を回避しようとすること。 |
デフォルト | はじめから設定されているものや状態。提示しておくことで、その選択を促しやすくなる。 |
端数価格 | 1000円や2000円といったキリのいい数字に比べて安く感じる、980円や1980円といった端数の価格。 |
代表性ヒューリスティック | 代表的(典型的)なものだけをみて、全体もそうであると直感的に判断する意思決定プロセス。 |
重要な用語の解説

上記の用語集から、解説が必要な用語についてピックアップしてみました!
フレーミング効果
表現の仕方が変わると、印象も変わること。
具体的には以下の通り。
「我が社が生き残る可能性はわずかだ・・・」
↓
「我が社が生き残る可能性はゼロじゃない!」
「タウリン1g配合」
↓
「タウリン1000mg配合」
いやいや!実際は1gやん!って冷静に考えると分かるんですよね〜
このフレーミング効果は、割引率と割引金額の表記や、広告の訴求力アップなどに幅広く使われています。
ちなみに、価格が高いものは割引率の表示にし、安いものは金額表示にする方が効果が高いと言われています。
ナッジ
ナッジとは、「ヒジで軽く小突くように、自発的に望ましい行動を選択するように促す」ことです。
ナッジを使うことで、相手に強制することなく、望ましい行動を取らせることができます。
大手企業や厚生労働省も実践している、実用性の高い理論です。
ナッジの代表的な用語に「デフォルト」などが存在します。
デフォルト
選択の自由がある場合に、あらかじめ選ばせたい選択肢を初期設定にすること。
例えば、Webサイトなどの会員登録をする画面で、「メルマガを受信する」にチェックが入っていたり、携帯会社でプランを選ぶ際、勝手にオプションがついていたりするものです。
人間は、情報が多いと考えるのをやめ、ヒューリスティックを使う傾向があります。
長い文章や、多くの選択肢がある状態では、あまり考えない。
つまり、元々の選択肢を変更しにくいため、あらかじめ選択されたものを選んでしまう。
端数価格
私たちは価格を、上の桁の数字から読んでいきます。
1980円という価格でまず目に入ってくる数字は、「1」。
本当は2000円に近いのに、私たちの頭には1000円台という印象が強くインプットされます。
またイチキュッパという語呂の良さは頭に残りやすく、千円札で払うと20円お釣りが戻るのもお得感につながります。
逆に「50万円」のようなキリのいい価格は「高い」という印象を与えます。
これを「威光価格(ヴェブレン効果)」と言います。
ブランド品などに設定されます。
おすすめ書籍
今回ご紹介した行動経済学ですが、以下書籍を学習しました!
イラストも多く、レビューの評価も高かったのでとてもおすすめです!
行動経済学をの概要と重要な用語の解説3選!
今回は行動経済学の概要と重要な用語と解説をまとめましたが、いかがだったでしょうか。
行動経済学はさまざまなビジネスシーンで使われていることが多く、商品を購入してもらうために企業があの手この手で商品を買わせるようにしているので、この記事を参考に本来は欲しいものではない商品を買うことを避けることもできます。
ご自身としてもマーケティングなどビジネスシーンで活用することもできるので、是非この記事を参考に行動経済学を学んでみてもらえると私自身非常に嬉しいです!